持っている「武器」を最大限に生かして英語が話せるようになろう

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Q. 英語が話せないのに、夫の転勤について海外に行くことになりました。

30代の主婦です。海外現地スタッフを指導するために、夫が現地事務所に転勤することになりました。転勤は長期になるようですし、子どももまだ小さいのでついていくことにしましたが、英語が話せないので不安です。英語は高校の授業以来で、10年以上も勉強したことがありません。いまからでも英語が話せるようになるでしょうか。

 

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A. 英語を話すには、話すための「訓練」が必要。

不安な気持ちよく分かります。初めての土地というだけでも心配なのに、言葉が通じないなんてなおさら心細いですよね。

中学・高校と6年勉強しても話せなかったのに、いまさら英語を話せるようになるんだろうかと考えてしまいますが、いまからでも大丈夫です。半年ほどみっちりと「訓練」すれば、買い物やお隣との会話、大家さんへの相談など、日常に必要なある程度の英会話ができるようになります。

いきなり実践の場で話したり聞いたりはできません

たとえば野球が好きで、よくテレビを見たりブログを書いたりしている人がいるとします。こういう人がいきなりピッチャーになってボールを投げられるか、打席に立ってボールを打てるかというとできませんよね。

学校で習った英語もこれと同じです。学校の授業では英語を目で読んで問題を解くことしかしてきませんでした。これでいきなり実践の場に立って、話したり聞いたりできるわけがないんです。

話せるようになるには、話したり聞いたりするために、体で覚える「訓練」が必要です。

持っている「武器」を最大限に生かせば英語は話せるようになります

Q. 「訓練」ですか? 英語の文法や単語を勉強する必要はないのでしょうか?

A. 持っている「武器」を最大限に生かせば英語は話せるようになります。

英語の文法や単語の勉強もあわせてできれば理想的ですが、どちらも並行して行うととても時間がかかります。すぐに成果を上げたいというのであれば、「訓練」を優先した方がよいでしょう。付け焼刃のあいまいな知識を詰め込むのではなく、あなたの中に眠っている中学英語の知識を最大限に生かす方がより効果的です。

英語の日常会話に必要な単語数は2000語、中学卒業までに習う単語は1600語だと言われています。つまりあなたが中学校で習ったことだけで簡単な英語は話せるようになるんです。難しい単語は話せるようになってからでも遅くありません。

あなたがこれまで勉強してきたことは、英語を話す上でとても効果のある「武器」になります。しかしこれまで鍛えてこなかったので、すぐに使えるものになっていません。この訓練はなまった筋肉を鍛えるような、錆びた刀を研ぐようなものです。

具体的には中学1年生程度の英語を何度も聞いて、何度も読んで、書いて知識を再確認し、使える英語にしていきます。さきほどの野球の例なら、ボールを投げる練習、ボールを打つ練習をするように、体で覚えていきます。私は英会話は筋トレや運動部の練習と似ていると思っています。

私がドイツに行かなければいけなくなったときに使った教材

私のオススメは以下の教材です。英語を音読するために作られた教材なのでムダがありません。英語が話せるようになるトレーニングを徹底的に行えます。本格的にするとかなりの時間がかかりますが、それだけに効果は抜群です。筋トレも少しツライ方が効果があるのと似ていますね。自信を持って、できると信じて、ぜひ「訓練」してみてください。

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